・ついにアラウディにも手を出し始めました管理人ですこんにちわ(白目 だってビビッときたんですよ…書くしかないでしょう

・こちらは原作からはかけ離れた感じのアラウディが妖精か天使みたいなお話です。つまり受け身でかわいいです。そういう彼が無理だって方はリターン推奨

・男主は貴族の嫡男。アラウディは貧民で道端で死にかけていたところを男主に拾われて彼の色子をしてます。色子って何?って人は辞書を引いてみましょう^p^

 〜三百年前〜   テーマソング この狭い鳥籠の中で/Sound Horizon

 男主
 貴族の嫡男、跡取り。
 現当主である父親は子宝に恵まれず、世継ぎを作るためにと何人もの愛人と夜を過ごしていたが、男児である男主が生まれた後も女遊びを続けた。男主はその現実に呆れ果て、父に媚び諂う女という性を苦手として男であるアラウディを抱くことを選ぶ。
 最初は顔が気に入ったという理由でアラウディを屋敷に招き入れ、男であることが周囲にバレないように女装をさせたりそれらしい仕種や動作を教えたが、彼が病弱であったことと、思いの外一途であったことが手伝い、色子を超えた想いを抱いてしまう。

 貴族の嫡男だが自由人。父親が子を顧みないためわりと好き勝手やっている。
 貴族の嫡男であるがゆえに、妻を持ち子を作らなければならないという義務を背負っている。そのことを憂鬱に思っているが、避けられない運命だと諦めてもいる。
 アラウディに好意を伝えられ、愛に愛を返して、同性愛は罪であり禁忌であると知りながら、愛を貫くことを決意する。
 アラウディ
 出自も明らかではない貧民生まれで、顔がいいことを理由に己を売る生を続けていた。色白で病弱。
 自分で自分の面倒を見きれないと悟ったある日、道端でゴミ同然に転がっていたところを男主に拾われ、生きるための手段として彼の色子となることを決意する。
 男主のそばにいるためにと女になることも厭わないが、取り入ってやろうと思っていた男主の人間性と優しさに次第に惹かれていくようになる。
 貴族の嫡男に叶わない想いを抱きながら彼のそばで数年を過ごすが、弱い身体は弱くなる一方であり、男主への想いは強くなる一方であり、そんな自分を歯痒く思っている。

 もともと他人などどうでもよく自分が一番の利己主義で、これは男主のためではないと知りつつも彼に抱かれることを拒まない。
 いずれ妻を持ち子を作らなければならない男主に隠していた想いを吐露し、身体だけの愛の関係を想い合う関係へと昇華する。それが罪であると知りながら、赦されることはないと知りながら、愛を求めて愛を紡いだ。
 〜現在〜   テーマソング Planetes/EGOIST

 男主
 かつての貴族の末裔。
 小さく閉鎖的な村で静かに朽ちていく運命だったが、父親に村を捨て外で生きることを促され、かつての貴族の宝剣を手に故郷を旅立つ。
 宝剣の囁く声を聞き、どうせ行き先などないのだから、と自分達の祖先が住んでいたというソーンベリー・カッスルという城を目指すことを決める。
 ???
 鞘から剣を抜いたときにだけ聞こえる声の持ち主。
 ソーンベリー・カッスル、と何度も囁き、男主をかつての始まりの地へと導く。