・このお話はブログで連載していたものです。第一章というかたちでまとまったのでうpしました。第二章からもぼちぼちブログで連載していってまたたまったらうpすると思われます

・ブログは名前変換機能などはないので、男主の名前がスィフリになってます。こっちでも同じです。男主が呼び名でない名前をもらうのは、もうちょっと先になりそうです。それまでスィフリです( ^ω^)

・仮想未来なのでボンゴレリングや死ぬ気の炎は出てきません

・登場人物としては、まんべんなく?出したいですがやっぱり偏るかもしれません( ^ω^)

・23世紀の未来、落ちぶれ始めた日本の東京という設定。現状世界で唯一の法治国家
 22世紀初頭、世界的な株の暴落などが重なる世界恐慌が起こり、世界情勢などが傾き混乱、戦争などが勃発し、現在もその混乱は続いている
 IT技術などの躍進で地位を得ていた日本への打撃も大きく、首都東京を始めとした大きな街は貧富の差が激しく、スラム街などが存在する。全体的な犯罪件数は増加した

・お話としては、だんだんと坂道を転がっていってポチャンと闇の中に落ちるような…そんな感じです←
スィフリ(男主)(二章から名前変換できます)
 ある天才博士が最後に作製した多様性自律歩行型端末、俗にいうアンドロイド。天才博士によってあらゆる最先端技術が組み込まれているため、その能力などはいまだ未知数。
 見た目は飴色のやわらかい髪と青い瞳というハーフの出で立ちをしている。知識や経験を積みたがる好奇心旺盛な性格。
 博士の遺作として喉から手が出るほど欲しがる人間が大勢おり、彼の意志に関わらず『機械は人間に所有され、人類に貢献するための道具である』という定義のためにその立ち位置が危ぶまれている。
 現状、彼に所有者はおらず、定義のためのデータも不充分であるため、『機械としての有用性』が証明できなければ強制処分されるという切羽詰まった身の上であるが、本人はわりとのんき。
 恭弥のことは『バラみたいな生き方をしているきれいな子』だと思っている。

 迷子のツナを捜し出したことがきっかけでジョットと出会い、ツナの教育係に任命され、恭弥も一緒なら、という条件を出して仕事を引き受けることに。
 ボンゴレ社でもトップに立つジョットの養子であるツナの教育係、という仕事はスィフリに必要な有用性の証明に大きく近づくことであり、本人はわりと安心している。
雲雀恭弥
 スラム街を生き抜く孤児。親の顔は知らない。15歳くらいで、銃がもっぱらな現代においてトンファーを用いて殺しや脅しの裏の仕事を引き受け生活していた。
 あるとき、仕事で失敗し、対象と相打ちするかたちとなって右腕をなくし、ビルから落下し死にかけるが、そこを一人の青年に救われた。以来、彼の地下部屋で寝食をともにしている。

 無償の施しで命を助けてくれたスィフリのことが好き。彼の有用性の証明の力になりたいと思っている。同時に、有用性の証明のためとはいえ、スィフリが誰かに施すような存在にはなってほしくないという矛盾を抱えている。
ジョット
 ボンゴレコーポレーション(以降ボンゴレ社)の取締役代表。28歳という若さだが偉い人。ボンゴレ社設立の中心的人物。
 ツナとは遠縁だが血縁関係がある。
 スィフリと雲雀の二人を『ツナの教育係』という形で引き入れるが、彼の目的はそれだけではないようだ。

沢田綱吉(ツナ)
 誕生日に両親を失うという悲劇から未だ立ち直れずにいる5歳の少年。ジョットに引き取られるも、あまり馴染めていない。スィフリにはなぜか懐いている。
 俗にいう霊感があり、よく知っている両親や、強い想いは形として視えたりするらしい。

G
 ボンゴレ社の常駐医。メンタル面は専門外。現在は医師だが、昔はヤクザみたいな仕事をしていたので顔にも刺青があり、タバコも吸う。
 基本的に患者がいないときはジョットの秘書。

入江正一
 ボンゴレ社の技術要員。どちらかというとプログラミングなどパソコンと向き合う仕事が専門。白蘭とは友人の仲。

白蘭
 中国からの難民で、入江とはネットカフェで知り合った。その入江の紹介と推薦でジョットに会い、才能を買われてボンゴレ社に入った。技術部門専攻だが、わりと何でもそつなくこなすため重宝されている。

スパナ
 ボンゴレ社の技術要員。最新機械をいじれれば他ごとにはこだわらないマイペースな人物。

ディーノ
 左半身に大怪我をして医療用のカプセル型ベッドで常時治療を受けている。キャバッローネの偉い人。ボンゴレとは会社のお付き合い以上に関わりがあるらしいが…。
アラウディ
 かつてのボンゴレ社の一員で、五年前から行方不明になっている、雲雀とそっくり同じ顔をした人物。
 ライフラインのクラッキングも大量殺人も簡単にこなせるだけの知能と冷静さ、邪魔になるものを手にかけることを全く厭わないという危険な思考の持ち主。
 およそ人間味に欠けていた彼だが、ソレイユという青年の太陽のようなあたたかさに包まれて、やがて光を照り返すことを憶え、ソレイユ限定ではあるが人を愛する歓びを知った。
 しかし、ボンゴレ社を疎ましく思う輩によりジョット暗殺計画が持ち上がり、それを知ったソレイユがジョットを庇うかたちで銃撃を受け死亡。太陽と月と称されていた二人だったが、太陽が沈み、月が取り残され、やがてはその月も誰も知ることのない真空の闇に沈んだ。
 あまりにも雲雀とアラウディが似通っていること、スィフリがかつてのソレイユによく似ていることから、ジョットやGは二人の背後にアラウディがいるのではないかと考えている。

ソレイユ
 スラム街出身。前向きで明るい性格で、名前の通り太陽のような笑顔で壁にぶつかったり行き詰ったりした仲間のことを癒し励ましていた。
 アラウディにはソレイユが一目惚れしたかたち。
 ジョット暗殺計画を知った彼は、大局を見つめ、今のボンゴレにとってジョットは欠けてはならない存在だと判断。その英断により彼はジョットの身代わりとして死亡した。